こんな症状の
お悩みありませんか
- 排便しづらい(すっきりと出ない)
- 排便後に挟まった感じや残便感がある
- 排便時に肛門からいぼ痔が出てくる
- 排便時に出血や痛みがある
- お尻の腫れや痛み、かゆみが収まらない
- お尻に違和感がある
- 座るとお尻が痛い
- 肛門に出っ張りがある
- 痔を切るのが怖い
放っておいたけど
そろそろ限界!
痔の不快な症状
治しませんか?
いぼ痔は日帰りの注射で治すことが可能です!
ジオン注射(ALTA療法)なら
切らずに治療ができるため、外科手術と比べて出血や痛みが大幅に軽減されて
患者様の負担も軽減されます。
翌日より排便時の脱肛や出血がなくなり、
排便が出やすくなるといった効果を実感される方が多数おられます。
いぼ痔とは
いぼ痔(痔核)は、その名のとおり、肛門にいぼ状のはれができる状態です。
肛門の少し奥には、肛門を自然に閉じるために血管に富んだ柔らかい部分があります。肛門への負担が大きくなるとその血管は太くなり、蛇行し、静脈瘤のようになります。これをいぼ痔と呼びますが、徐々にうっ血が強くなり出血を起こすようになります。
さらに、長く放置すると痔核は大きくなり、常に痔核が脱出して指で押さなければ戻らなくなります。最終的には指で押しても戻らなくなります。
痔核には、直腸側にできる内痔核と肛門付近の皮膚にできる外痔核があります。注射で治せるのは内痔核です。
痔核(いぼ痔)の進行
- Ⅰ度
-
- 進行度
- Ⅰ度
- 症状
- 痔核が肛門内でふくらんでいるだけで、肛門の外へでてくることはない状態。
- 治療
- 治療の必要はなし。
脱肛や出血がない場合は特に治療の必要はありません。
生活習慣に気をつけていれば大丈夫。
- イメージ
- Ⅱ度
-
- 進行度
- Ⅱ度
- 症状
- 排便時に痔核が肛門の外へでてくるようになるが、排便後は自然にもどる状態。
- 治療
-
- 保存的療法
(痔軟膏や坐剤、生活習慣改善) - ALTA療法(ジオン注射)
- 保存的療法
- イメージ
- Ⅲ度
-
- 進行度
- Ⅲ度
- 症状
- 排便時に外に飛び出した痔核を自分の指で肛門内に押し込まないと戻らない状態。
- 治療
-
- 保存的療法
(痔軟膏や坐剤、生活習慣改善) - ALTA療法(ジオン注射)
- 痔核根治療(手術)
- 保存的療法
- イメージ
- Ⅳ度
-
- 進行度
- Ⅳ度
- 症状
- 痔核が常に肛門の外に出たまま指などで押し込んでも戻すことができない状態。
- 治療
-
- ALTA療法(ジオン注射)
- 痔核根治療(手術)
- イメージ
ジオン注射とは
ALTA療法の長所
日帰り治療が可能
入院の必要がなく、仕事や家事などの日常生活に対する影響を最小限に抑えられます。
切開をしません
術後の痛みや出血が基本的にありません。
短時間での治療
身体だけでなく精神的な負担も軽減されます。
健康保険が適用
入院も必要ないため、経済的な負担も軽減できます。
ALTA療法の短所
適応が限定される
脱肛する内痔核全てを治すことができません。
長期の経過観察が必要
この治療を受けた方の約10%が術後に再発します。
また、治療したところとは違う部位の痔核が大きくなり、異所性に再発する場合もあります。
ジオン注射は、痔核治療の経験が豊富で講習を受けた医師のみが行える治療です。すべての病院で受けられるわけではありません。
当院では、痔核治療の経験が豊富で日本外科学会専門医の資格を持つ医師がジオン注射(ALTA療法)を行っています。
ジオン注射の薬について
ジオン注射の有効成分は、硫酸アルミニウムカリウム水和物とタンニン酸です。
* 硫酸アルミニウムカリウム水和物
痔核を硬化・退縮させ、脱出、出血を軽減・消失させます。
* タンニン酸
硫酸アルミニウムカリウム水和物の働きを調整します。
検査の流れ
-
診察
まずは診察を行い、ジオン注射による治療が適しているかどうか確認します。
注射で治せる痔核の場合ジオン注射が受けられます。
(外科的切除とジオン注射を併用する根治手術が適応となることもあります)
血液検査で腎機能含め臓器機能を評価します。
治療ができることが決定したら治療日を決めて治療内容についてご説明いたします。 -
前準備
検査当日の朝食は少なめか水分だけをお薦めしています。
(手術中に血圧低下や徐脈により嘔気がでる場合があります)検査着に着替え、検査台に横になっていただき血圧をチェックします。 -
治療
治療は、麻酔を含め15~30分程度です。
細い針を使用して肛門周囲に局所麻酔を行ったら、痔核の上・中央の粘膜下層・下・中央の粘膜固有層の4か所にジオン注射を注入します。
適正な位置に針の深さを調節しますので、痛みがあるときは速やかにお知らせください。
注入後、薬を馴染ませるために何度かマッサージをします。 -
術後
20~30分程休んでいただいてからご帰宅していただけます。
-
通院
術後通院は、翌日ないし翌々日、術後1週間、術後2週間、術後1ヶ月以降は月1回ペースで3~6ヶ月の定期通院が必要になります。
術後の注意
- 入浴について
- 入浴について ジオン注治療当日はシャワーはかまいませんが、入浴はできません。翌日からは普通に入浴できます。
- 排便について
- 排便は無理に出し切ろうとせず5分以内で行ってください。
排便時に多少の出血が見られる場合があります。
ジオン療法後1~3ヶ月目頃に排便時出血が見られる場合があります
- 食事について
- アルコール類は2週間程度は飲まないでください。
当日水分は多めに摂ってください。
わさび、胡椒、とうがらし、カレーなどの刺激物は3週間程度ひかえるようにしてください。
油っこい食事はしばらくひかえるようにしてください。
- 日常生活について
- 仕事復帰は翌日から可能です。
ただし、2週間ぐらいは重いものを持つなど、お尻に力の入ることは避けるようにしてください。
自転車、オートバイ、長時間の自動車の運転は約1週間避けてください。
椅子に座る場合は、深く座り、1時間毎くらいで立つ、歩くなど休憩をとるように心がけてください。
費用
1割負担 | 3割負担 | ||
---|---|---|---|
肛門手術 | 痔核硬化療法 (ジオン注射) |
約 6,400 円 |
約 19,000 円 |
痔核根治術 | 約 7,800 円 |
約 23,000 円 |
|
肛門周囲膿瘍切開術 | 約 2,000 円 |
約 6,500 円 |
|
血栓摘出術 | 約 1,500 円 |
約 4,500 円 |
|
肛門ポリープ切除 | 約 1,500 円 |
約 4,500 円 |
1割負担 | 3割負担 | ||
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肛門手術 | 痔核硬化療法 (ジオン注射) |
約 7,800 円 |
約 23,000 円 |
痔核根治術 | |||
肛門周囲膿瘍切開術 | 約 2,000 円 |
約 6,500 円 |
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血栓摘出術 | 約 1,500 円 |
約 4,500 円 |
|
肛門ポリープ切除 | 約 1,500 円 |
約 4,500 円 |
よくある質問
- 痔の新しい注射薬ALTAとはどんな薬ですか?
-
ALTAは中国において古くから使われていた内痔核の硬化療法剤「消痔霊」という漢方薬の成分をもとにして日本で製剤化された新しい内痔核治療薬です。主な成分は硫酸アルミニウムカリウムとタンニン酸です。硫酸アルミニウムカリウムが血液を凝固させ、組織に炎症を起こしタンニン酸がその作用を緩和コントロールする働きをします。薬液を注入することで3~4週間で痔核を退縮縮小させます。
- どんな痔でも注射で治りますか?
-
ALTAが有効に作用するかどうかは、単なる痔の大きさや脱出の程度で決まるわけではなく、痔の組織成分によってほぼ決まってきます。血管性成分の多い内痔核にはよく効き、繊維性成分の多い外痔核には有効ではありません。たとえ外痔核でも、血管性成分に富んだものであれば、縮小効果、内側へのつり上げ効果を期待できます。通常の繊維性成分の強い外痔核には一部切除を加えます。大きな内痔核で、繊維性成分を伴ったものも一部切除を加えて注射療法主体で治療します。こうすることによりすべてのタイプの痔に対し対処することができます。
- 内痔核日帰り手術の費用はいくらですか?
-
ALTA(ジオン)単独による手術では、薬品代を含め健康保険本人負担(3割)で約15000円です。
一部切除を伴う場合は、内痔核根治術に準じ約23000円前後です。
- 手術中やその後の痛みが心配ですが?
-
ALTA(ジオン)による手術は、肛門の内側にある内痔核に注射を打ちますが、この部分には本来痛覚がありません。ですから、針を刺しても痛みを感じることはありません。ただし、肛門鏡を挿入するだけでも痛みを訴えられる方はいますので、万が一手術中に強い痛みを訴えられた方には静脈麻酔にて痛みをコントロールします。通常、術後に強い痛みが持続することはありません。普段どおり排便しても、特に痛みは感じません。